予防歯科で大切な3つのこと
- フッ素を口内に残す
- 歯垢を残さず落とす
- 細菌を増やさない
予防歯科
Preventive
予防歯科とは、悪くなってから治療するのではなく「悪くなる前に予防する」という考え方です。昨今、国民皆歯科検診制度の導入が検討され、歯周病は歯の健康だけでなく全身の健康にも深く関わっていることが周知の事実となっており、皆様の予防に対する意識が高まりつつある様に感じます。
予防先進国と言われるスウェーデンでは、19歳までが定期検診・治療が共に無料で「悪くなる前に予防する」という意識が浸透しているため、歯が悪くなる人が少ないのです。
歯は治療するほど寿命が短くなり、抜歯へのカウントダウンが始まりますので「悪くなる前に予防する」ことが大変重要です。
当院の予防歯科では定期検診・オーダーメイドケアを重視しています。
定期検診では当院でのプロフェッショナルケアと、自宅で行うセルフケア両方を行って頂くようお伝えしております。セルフケアだけでは歯垢や歯石は完全に取り除くことができません。定期的にPMTCや口腔内検査を受けて頂き、虫歯や歯周病を予防します。
オーダーメイドケアとは、患者様一人ひとりによって、口腔内の状態は違いますし、虫歯のリスクの高い人、歯周病のリスクの高い人など様々ですし、生活習慣も違います。ですので患者様のリスクを検査で判断し、生活習慣も加味し、一人ひとりにあったセルフケアの方法を提案させて頂いております。その為衛生士の予約時間は少し長めに設定させて頂いております。
私は歯科の役割とは歯を治療するだけでなく、患者様の口腔内を長期的に維持・安定させ、健康感を高めてもらうことだと考えています。
予防歯科は歯科医院と患者様が協力して行うものです。今後歯のトラブルがない様最大限サポート致しますので、一緒に歯の健康を維持していきましょう。
ひいては歯の健康が全身の健康にもつながります。
当院の治療方針は治療した部位が再治療にならずに、患者様の口腔内が長期間機能することです。
残念ながら現在の日本の歯科治療では痛いところだけ治す対症療法が主体で、原因を放置したままの状態が多く見受けられます。そのためやり直しの治療(再治療)の割合が非常に高いです。原因を除去し、しっかりと治療することは最大の予防です。