セラミック治療は保険と何が違う?見た目・耐久性・費用を歯科医が徹底比較

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2025/12/26

セラミック治療と保険治療の違いとは?

「銀歯が目立って気になる…」「笑ったときに見える歯をきれいにしたい…」

そんなお悩みをお持ちの方は少なくありません。歯科治療において、保険診療と自由診療のセラミック治療には、見た目だけでなく、素材の性質や耐久性、そして費用面で大きな違いがあります。

保険診療は国が定めた最低限の機能回復を目的としており、使用できる材料や治療方法に制限があります。一方、セラミック治療は機能回復はもちろん、見た目の美しさや快適性、長期的な耐久性を重視した治療です。

本記事では、歯科医師の視点から、セラミック治療と保険治療の違いを徹底的に比較します。それぞれのメリット・デメリット、費用、適応症例まで詳しく解説しますので、治療選択の参考にしていただければ幸いです。

保険診療で選べる白い歯の種類と特徴

近年、保険診療でも白い歯にできる選択肢が増えてきました。代表的なものが「CAD/CAM冠」です。

CAD/CAM冠(キャドキャム冠)の特徴

CAD/CAM冠は、レジン(プラスチック)にセラミックを混ぜたハイブリッド素材です。コンピューター制御で設計・作製されるため、精度が高く、保険適用で白い歯にできる点が大きなメリットです。

費用相場は3割負担で約6,000円〜10,000円程度。前歯から第一大臼歯まで幅広く適用できるようになりました。ただし、第二大臼歯への適用には条件があり、咬合関係が良好でないケースでは適用外となることもあります。

メリットとしては、費用が安い、金属アレルギーの心配がない、銀歯に比べて見た目が良いという点が挙げられます。一方で、デメリットとして、時間の経過で変色しやすい、セラミックに比べて強度が低く割れることがある、汚れ(プラーク)が付着しやすいという特徴があります。

硬質レジン前装冠の特徴

金属フレームに白いレジンを貼り付けた被せ物です。前歯から犬歯までは保険適用となります。白く見える点はメリットですが、裏側に金属が見える、経年劣化・変色が起こりやすいというデメリットがあります。

コンポジットレジン(詰め物)

小さな虫歯の治療に適した歯科用プラスチックです。3割負担で約1,500円〜3,000円と非常に安価で、治療が1日で完了します。歯を削る量を最小限にできる点も魅力です。

ただし、時間の経過で変色しやすく、強度が低いため、すり減ったり欠けたりすることがあります。大きな虫歯には適用できません。

自由診療のセラミック治療の種類と特徴

自由診療のセラミック治療は、見た目の美しさと機能性の両立を追求した治療法です。当院では、患者さまのご要望とお口の状態に合わせて、最適な素材をご提案しています。

オールセラミック

天然歯のような透明感と自然な白さが最大の特徴です。すべてセラミックで作られているため、金属を一切使用しません。

メリットは、高い審美性(透明感あり)、変色しにくい、清掃性が良く虫歯の再発リスクが低い点です。プラークがつきにくく、2次虫歯(再発)を防ぎやすいという健康面でのメリットも大きいです。

費用相場は1本あたり約8万円〜15万円程度。前歯など見た目が重要な部分に最適です。

ジルコニア

人工ダイヤモンドとも呼ばれる非常に硬い素材です。強度が高く、奥歯や歯ぎしりがある方でも安心して使用できます。

メリットは、とにかく割れにくい、金属アレルギーの心配がない、再発リスクが低い点です。透明感はオールセラミックより控えめですが、白く自然な仕上がりになります。

費用相場は1本あたり約10万円〜18万円程度。奥歯の治療に向いています。

メタルボンド

金属フレームの外側にセラミックを焼き付けた被せ物です。強度が高く、長年使われてきた実績ある素材です。耐久性と美しさのバランスが取れた選択肢といえます。

ラミネートべニア

前歯の表面を少しだけ削り、薄いセラミックを貼る治療法です。歯をほとんど削らずに、色・形・すき間をきれいに整えられます。治療期間が短いのも特徴です。

費用相場は1本あたり約8万円〜15万円程度。ホワイトニングで効果が届きにくい歯にも有効です。

コンポジットレジン・ダイレクトボンディング

歯に直接レジンを盛り付け、形を整える治療です。小さな欠け・すき間への対応や、短期で改善したい方に最適。費用相場は1本あたり約3万円〜6万円程度です。

見た目の違い:審美性を徹底比較

保険診療と自由診療では、見た目の仕上がりに大きな差があります。

保険診療の見た目

CAD/CAM冠は白い仕上がりですが、透明感はセラミックより低めです。レジン成分が含まれるため、数年で黄ばみや変色が起こりやすくなります。コーヒーやカレーなど色の濃い飲食物で着色しやすいのも特徴です。

硬質レジン前装冠は、前から見ると白く見えますが、裏側に金属が見えてしまいます。また、光沢感がなく、自然な歯の白さは再現できません。

セラミック治療の見た目

オールセラミックは、天然歯に近い透明感と色調を再現できます。自分の歯に合わせて色味を調整できるため、白すぎて不自然になることも避けられます。ツヤや透明感があり、天然の歯と並んでいても気づかれにくい見た目です。

ジルコニアは透明感はやや控えめですが、白く自然な仕上がりになります。奥歯であれば、審美性と強度のバランスが非常に優れています。

ラミネートべニアは、前歯の色・形・すき間を短期間できれいに整えられるため、結婚式前など特別なイベントを控えた方にも人気です。

耐久性の違い:長持ちするのはどちら?

治療後の耐久性は、長期的なコストパフォーマンスを考える上で重要です。

保険診療の耐久性

CAD/CAM冠は、セラミックに比べて強度が低く、割れることがあります。特に強い力がかかる奥歯では、欠けたり割れたりするリスクがセラミックよりも高くなります。

また、レジン成分が水分を吸収しやすいため、経年劣化により変色や強度低下が起こります。銀歯の場合、接着剤が唾液で徐々に溶けて隙間ができやすく、2次虫歯(再発)のリスクが高まります。

セラミック治療の耐久性

オールセラミックやジルコニアは、正しいケアを続けることで10年以上の長期使用が期待できます。セラミックは表面がツルツルとしているため、汚れがつきにくく、付着した汚れも落としやすいです。

歯との親和性が高く、劣化しにくいため、虫歯になりにくいのもメリットです。接着剤が唾液で溶けにくく、隙間ができにくいため、虫歯の再発リスクを大きく減らせます。

ジルコニアは特に強度が高く、歯ぎしりや食いしばりがある方でも安心して使用できます。奥歯の治療では、耐久性の面でジルコニアが最も優れた選択肢といえます。

費用の違い:長期的なコストを考える

初期費用だけでなく、長期的なコストパフォーマンスも重要な判断基準です。

保険診療の費用

CAD/CAM冠は3割負担で約6,000円〜10,000円、コンポジットレジンは約1,500円〜3,000円と、初期費用は非常に安価です。費用を抑えて白い歯にしたい方には魅力的な選択肢です。

ただし、変色や劣化により数年でやり替えが必要になる可能性があります。再治療の度に費用がかかり、歯を削る量も増えるため、長期的には健康リスクとコストが増大する可能性があります。

セラミック治療の費用

オールセラミックは約8万円〜15万円、ジルコニアは約10万円〜18万円、ラミネートべニアは約8万円〜15万円と、初期費用は高額です。

しかし、10年以上の長期使用が期待でき、変色や劣化が少ないため、やり替えの頻度が低くなります。虫歯の再発リスクも低いため、長期的には健康面でもコスト面でもメリットが大きいといえます。

また、医療費控除の対象となるため、確定申告により一部費用が還付される可能性があります。年間の医療費が10万円を超える場合は、ぜひ活用をご検討ください。

本家歯科医院の審美治療が選ばれる理由

当院では、「見た目の美しさ」と「長く健康に使える機能性」の両立を目指した審美・セラミック治療に力を入れています。

丁寧なカウンセリング

お口の状態・見た目の希望・噛み合わせまで確認し、最適な素材と治療プランをご提案します。患者さまのライフスタイルやご予算に合わせて、無理のない治療計画を一緒に考えます。

「見た目」だけでなく「長持ち」「再発しにくさ」を重視

セラミックはただ白いだけではなく、清掃性が高く虫歯再発を防ぎやすい素材です。当院では、長期的に健康へつながる治療を大切にしています。

技術と素材へのこだわり

歯科技工士との連携により、精密な形態・色合わせを実現します。噛み合わせ調整で外れ・破損・再発を予防し、長く使える「質の高い治療」をご提供します。

当院では、見た目・健康・耐久性の3つをバランスよく満たす審美治療を行っています。「銀歯を白くしたい」「前歯の形が気になる」「自然な口元にしたい」など、どんなお悩みも、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ:自分に合った治療法を選ぶために

保険診療とセラミック治療には、それぞれメリット・デメリットがあります。

保険診療は初期費用が安く、気軽に白い歯にできる点が魅力です。一方、セラミック治療は初期費用は高額ですが、見た目の美しさ、耐久性、虫歯の再発リスクの低さなど、長期的なメリットが大きいです。

治療選択の際は、費用だけでなく、見た目の希望、耐久性、長期的な健康を総合的に考えることが大切です。当院では、患者さまのご要望とお口の状態を丁寧に伺い、最適な治療方法をご提案いたします。

「どの治療が自分に合っているか分からない…」という方も、ぜひ一度ご相談ください。あなたの笑顔をより美しく、より健康にするお手伝いをさせていただきます。

本家歯科医院では、無理をしない・歯にやさしい・自然で美しい仕上がりを大切に、あなたの笑顔をサポートします。お気軽にご相談ください。


著者情報

院長 本家 慶洋(ほんけ よしひろ)

経歴
2012年 朝日大学歯学部歯学科 卒業
2012年 大阪歯科大学保存修復科 研修
2014年 大阪歯科大学歯内治療科 勤務
2015年 医療法人山羽歯科医院 勤務
2015年 医療法人宏仁会小池歯科医院 非常勤勤務
2018年 医療法人山羽歯科医院 副院長就任
2021年 本家歯科医院 開院
資格・所属学会
日本口腔インプラント学会 会員
日本臨床歯周病学会 会員
インビザラインGo認定ドクター
MORITA PRACTICE COURSE
JIADS ペリオコース
GCマイクロスコープセミナー
青嶋徹児先生ダイレクトボンディングセミナー
GPOレギュラーコース
中田光太郎先生ティッシュマネジメントセミナー
経歯槽上顎洞底挙上術セミナー

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