歯の黄ばみはなぜ起こる?原因と自分でできる対策を歯科医が解説
2025/12/25
鏡を見たとき、「あれ、歯が黄色くなってる・・・」と感じたことはありませんか?
歯の黄ばみは、多くの方が抱えるお悩みのひとつです。
笑顔に自信が持てなくなったり、人前で口を開けることに抵抗を感じたりすることもあるでしょう。実は、歯の黄ばみにはさまざまな原因があり、それぞれに適した対策があります。
この記事では、本家歯科医院の院長として多くの患者様の歯の悩みに向き合ってきた経験をもとに、歯の黄ばみが起こる原因と、ご自宅でできる対策、そして歯科医院で受けられる治療法について詳しく解説します。
歯の黄ばみが起こる主な原因
歯の黄ばみには、大きく分けて「外因性」と「内因性」の2つの原因があります。
それぞれの特徴を理解することで、適切な対策を選ぶことができます。
外因性の黄ばみ・・・飲食物や生活習慣による着色
外因性の黄ばみは、歯の表面に色素が付着することで起こります。
**コーヒーや紅茶、赤ワイン**などに含まれるポリフェノールは、歯のエナメル質を覆う「ペリクル」という成分と結びつき、ステインと呼ばれる着色汚れになります。カレーやチョコレート、緑茶なども着色の原因となる食品です。
また、**タバコのヤニ**も歯の黄ばみの大きな原因です。タバコに含まれるタールが歯の表面に付着し、半日から1日ほど放置すると歯にこびりついてしまい、簡単には落とせなくなります。
内因性の黄ばみ・・・歯の内部からの変色
内因性の黄ばみは、歯の内部構造に関わる原因で起こります。
歯は外側から「エナメル質」と「象牙質」という2層構造になっています。エナメル質は白く半透明ですが、その内側にある象牙質はもともと黄色味がかった色をしています。
日本人は欧米人と比べてエナメル質が薄い傾向にあるため、象牙質の色が透けて見えやすく、生まれつき歯が黄色っぽく見えることがあります。
これは遺伝的な要因であり、決して異常ではありません。
加齢による黄ばみの進行
年齢を重ねると、誰でも歯は黄ばんできます。
これには2つの理由があります。まず、歯の表面を覆うエナメル質が長年の使用で徐々に薄くなり、内側の黄色い象牙質がより透けて見えるようになります。さらに、象牙質そのものも加齢とともに厚みを増し、色が濃くなっていきます。
また、象牙質には加齢とともに糖化最終産物(AGEs)が蓄積し、褐色に変化していくことも明らかになっています。
歯の黄ばみを防ぐために自分でできる対策
歯の黄ばみを予防するためには、日々のケアが大切です。
ここでは、ご自宅で実践できる効果的な対策をご紹介します。
正しい歯磨きの習慣を身につける

歯の黄ばみを防ぐ基本は、毎日の丁寧な歯磨きです。
食後すぐに歯を磨くことで、着色成分が歯に定着する前に除去できます。特に色の濃い飲食物を摂った後は、できるだけ早く口をゆすぐか歯を磨くようにしましょう。
歯磨きの際は、**研磨剤不使用の歯磨き粉**を使用することをおすすめします。研磨剤入りの歯磨き粉で強く磨くと、エナメル質を傷つけてしまい、かえって着色しやすくなることがあります。
歯間ブラシやデンタルフロスの活用
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを完全に取り除くことはできません。
歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間に溜まった食べかすや歯垢をしっかり除去しましょう。これにより、歯石の形成を防ぎ、歯の黄ばみを予防できます。
歯間ケアは1日1回、就寝前に行うのが効果的です。
着色しやすい飲食物を摂った後のケア
コーヒーや紅茶、ワインなどを完全に避けることは難しいでしょう。
大切なのは、摂取後のケアです。飲食後すぐに水で口をゆすぐだけでも、着色成分の定着を大幅に減らすことができます。また、ストローを使って飲むことで、歯への直接的な接触を減らすことも有効です。

1日に何杯もコーヒーを飲む習慣がある方は、量を控えることも検討してみてください。
唾液の分泌を促す工夫
唾液には、歯の表面を洗浄し、再石灰化を促す働きがあります。
よく噛んで食事をすることで唾液の分泌が促され、着色成分が歯に定着しにくくなります。また、キシリトールガムを噛むことも唾液分泌に効果的です。
口の中が乾燥すると着色しやすくなるため、こまめに水分補給をすることも大切です。
やってはいけない歯の黄ばみ対策
歯を白くしたいという思いから、間違った方法を試してしまう方がいらっしゃいます。
以下の方法は、歯を傷つける可能性があるため避けてください。
重曹や塩で磨く
重曹や塩には研磨作用がありますが、粒子が粗いため歯のエナメル質を傷つけてしまいます。
エナメル質に傷がつくと、その傷に汚れが入り込み、かえって着色しやすくなります。また、知覚過敏の原因にもなりますので、絶対に使用しないでください。
強い酸で磨く
レモン汁などの強い酸で歯を磨くと、エナメル質が溶けてしまいます。
これを「酸蝕症」といい、歯が薄くなって象牙質が透けて見えるようになり、結果的に歯が黄色く見えてしまいます。酸っぱいものを摂りすぎることも、エナメル質を薄くする原因になります。
台所用メラミンスポンジで磨く
メラミンスポンジは研磨力が非常に強く、歯のエナメル質を削ってしまいます。
一時的に汚れが落ちたように見えても、長期的には歯を傷つけ、着色しやすい状態にしてしまいます。歯科用以外のものを歯に使用することは避けましょう。
歯科医院で受けられる歯の黄ばみ改善治療
セルフケアだけでは限界がある場合、歯科医院での専門的な治療が効果的です。
本家歯科医院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。
プロフェッショナルクリーニング(PMTC)
歯科医院で行うクリーニングは、ご自宅でのケアでは取り除けない歯石や着色を除去できます。
特に**PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)**は、専用の機材と薬剤を使って歯の表面を徹底的にクリーニングする方法です。コーヒーやタバコによるステインも効果的に除去でき、歯本来の白さを取り戻すことができます。
定期的にクリーニングを受けることで、着色の予防にもつながります。
ホワイトニング治療
歯の内部に染み込んだ色素を分解し、歯を白くする治療がホワイトニングです。
本家歯科医院では、「しみない・痛くない・食事制限なし」を大切にしたホワイトニングを提供しています。刺激の少ない薬剤を使用し、施術中も痛みの有無を丁寧に確認しながら進めます。必要に応じて「しみどめ薬剤」も使用するため、敏感な方でも安心して受けていただけます。
ホワイトニング後には専用コーティングを行うため、施術直後から飲食が自由です。
日常生活を変えずに白さを維持できることが、当院のホワイトニングの大きな特徴です。
3つのホワイトニングプランから選べる
患者様のライフスタイルに合わせて、3つのプランをご用意しています。
**オフィスホワイトニング**は、歯科医院で行う方法で、1回で白さを実感しやすいのが特徴です。イベント前に短期間で白くしたい方に最適です。プロが全て行うので安心して施術を受けられます。
**ホームホワイトニング**は、ご自宅でマイペースに行う方法です。低濃度ジェルを使用するためしみにくく、毎日2時間、1〜2週間で徐々に白くなります。白さが長持ちしやすいという利点があります。
**デュアルホワイトニング**は、医院と自宅を組み合わせた方法で、最も白さが出やすく、持続力も高いプランです。短期間で理想の白さを目指せるため、結婚式や就活、イベント前の方に人気があります。
ホワイトニングで改善できるお悩み
ホワイトニングは、以下のようなお悩みを持つ方におすすめです。
- 歯の黄ばみが気になる
- 成人式や結婚式前に白くしたい
- タバコによる着色を改善したい
- 思い切り笑える口元になりたい
当院では、医療ホワイトニングならではの効果と安全性を重視しています。
ホワイトニングの経験豊富な歯科医師・衛生士が担当し、症例の蓄積も多いため、初めての方でも安心して施術を受けていただけます。
治療後のフォローも万全
白さを長持ちさせるための定期チェックやメインテナンスも充実しています。
希望の白さにならない場合にも、追加プランをご提案できます。目的や期間に応じて最適なプランを提案し、患者様の理想の白さを実現するためのサポートを行います。
まとめ・・・歯の黄ばみは適切なケアと治療で改善できます
歯の黄ばみは、飲食物や生活習慣による外因性のものと、歯の構造や加齢による内因性のものがあります。
日々の丁寧な歯磨きや歯間ケア、着色しやすい飲食物を摂った後の口ゆすぎなど、セルフケアを継続することで黄ばみを予防できます。ただし、重曹や塩、強い酸などを使った間違った方法は、歯を傷つけるため絶対に避けてください。
セルフケアだけでは改善が難しい場合は、歯科医院でのクリーニングやホワイトニングが効果的です。
本家歯科医院では、「しみない・痛くない・食事制限なし」を大切にしたホワイトニングを提供しており、患者様のライフスタイルに合わせた3つのプランからお選びいただけます。
歯の黄ばみでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
笑顔に自信を持てる白い歯を、一緒に目指しましょう。
著者情報

院長 本家 慶洋(ほんけ よしひろ)
経歴
2012年 朝日大学歯学部歯学科 卒業
2012年 大阪歯科大学保存修復科 研修
2014年 大阪歯科大学歯内治療科 勤務
2015年 医療法人山羽歯科医院 勤務
2015年 医療法人宏仁会小池歯科医院 非常勤勤務
2018年 医療法人山羽歯科医院 副院長就任
2021年 本家歯科医院 開院
資格・所属学会
日本口腔インプラント学会 会員
日本臨床歯周病学会 会員
インビザラインGo認定ドクター
MORITA PRACTICE COURSE
JIADS ペリオコース
GCマイクロスコープセミナー
青嶋徹児先生ダイレクトボンディングセミナー
GPOレギュラーコース
中田光太郎先生ティッシュマネジメントセミナー
経歯槽上顎洞底挙上術セミナー