歯の着色汚れが取れないのはなぜ?種類別の原因と落とし方を歯科医が解説

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2025/12/26

「毎日しっかり歯を磨いているのに、なぜか歯の黄ばみが取れない」

そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。実は、歯の着色汚れには種類があり、それぞれ原因と対処法が異なります。

本家歯科医院では、多くの患者様から歯の着色に関するご相談をいただいてきました。着色汚れは見た目の印象を左右するだけでなく、口腔環境にも影響を及ぼす可能性があります。この記事では、歯科医師として長年の臨床経験を踏まえ、歯の着色汚れが取れない理由と、種類別の原因・落とし方について詳しく解説します。

歯の着色汚れ(ステイン)とは何か

歯の着色汚れは、大きく分けて「外因性」と「内因性」の2種類に分類されます。

外因性の着色は、飲食物に含まれる色素やタバコのヤニなどが歯の表面に付着したものです。一方、内因性の着色は、歯の内部構造の変化によって生じるものを指します。

外因性の着色汚れ(ステイン)の仕組み

歯の表面は「ペリクル」という唾液由来の薄い膜で覆われています。

このペリクルに、コーヒーや紅茶などに含まれるポリフェノール、タバコのタールなどの色素が付着することで、着色汚れが作られます。ペリクル自体は歯を酸から保護する役割を持っていますが、同時に色素が付着しやすい性質も持っています。

内因性の着色の特徴

内因性の着色は、加齢による象牙質の変化や、歯の神経が失われた場合などに起こります。

歯の外側を覆うエナメル質は透明ですが、その内側にある象牙質はもともと黄色みを帯びています。加齢によってエナメル質が薄くなると、象牙質の色が透けて見えやすくなり、歯が黄ばんで見えるようになります。

歯の着色汚れが取れない主な原因

日常的なブラッシングでは落ちない着色汚れには、いくつかの理由があります。

飲食物による着色

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど、色の濃い飲食物は歯の着色の主な原因です。

これらに含まれるポリフェノールやタンニンといった成分は、歯の表面に強く付着する性質を持っています。特にコーヒーや紅茶を日常的に摂取する方は、着色が蓄積しやすい傾向にあります。

また、チョコレート、ブルーベリー、プルーンなどのポリフェノールを多く含む食品も着色の原因となります。

タバコによる着色

タバコに含まれるタールやニコチンは、歯の表面に強固に付着します。

喫煙習慣のある方の歯が茶色や黒っぽく変色するのは、このタールによる着色が主な原因です。タバコによる着色は、飲食物による着色よりも頑固で、通常の歯磨きでは除去が困難です。

口腔ケア不足による着色の蓄積

適切なブラッシングができていない場合、歯垢や歯石が蓄積します。

歯垢に色素が沈着することで着色が進行し、さらに歯垢が固まって歯石になると、その表面がざらついて色素が付着しやすくなります。歯と詰め物の境目など、ブラッシングが届きにくい部分は特に着色しやすい傾向があります。

口腔内の乾燥

唾液の分泌が少ない方や口呼吸の習慣がある方は、口腔内が乾燥しやすくなります。

唾液には歯の表面を洗い流す自浄作用がありますが、口腔内が乾燥すると、この作用が十分に働かず、着色汚れが付着しやすくなります。また、歯茎も乾燥による刺激を受けやすくなり、メラニン色素の生成が活性化されることがあります。

歯並びや矯正装置の影響

歯並びが悪い部分や、ワイヤー矯正中の方は、歯ブラシが隅々まで届きにくくなります。

磨き残しが生じやすく、その部分に着色汚れが蓄積しやすくなります。出っ歯などで口が閉じにくい場合は、口呼吸になりやすく、前述の乾燥による着色リスクも高まります。

種類別の着色汚れの落とし方

着色汚れの種類や程度によって、適切な対処法が異なります。

自宅でできるセルフケア

軽度の着色汚れであれば、自宅でのケアである程度改善できる可能性があります。

**ステイン除去成分配合の歯磨き粉**を使用することで、歯の表面に付着した着色汚れを落とす効果が期待できます。清掃剤(研磨剤)が配合されている歯磨き粉は、歯面の汚れやヤニをある程度除去できます。ただし、研磨剤の粒子が粗すぎるものや、強くこすりすぎると、歯の表面に傷をつけてしまい、かえって着色しやすくなる可能性があるため注意が必要です。

**電動歯ブラシ**の活用も効果的です。

ブラッシング圧を均一にし、汚れの再付着を予防する効果が期待できます。

また、色素性の飲食物を摂取した後は、すぐに**うがいや歯磨き**をすることで、色素が定着する前に洗い流すことができます。

歯科医院でのプロフェッショナルケア

セルフケアでは落としきれない頑固な着色汚れには、歯科医院での専門的なケアが必要です。

**PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)**は、専用の器具と研磨剤を使って歯の表面を徹底的にクリーニングする方法です。着色だけでなく、バイオフィルムや歯石も除去できます。

**エアフロー(ジェットポリッシング)**は、水と微細な粉末を混ぜたジェット噴射で、歯面を傷つけずに汚れを吹き飛ばす方法です。着色除去に優れた効果を発揮します。

歯石が付着している場合は、**スケーリング**で歯石を除去することで、着色の沈着を防ぎます。

ホワイトニングによる白さの追求

着色汚れを除去するだけでなく、歯本来の色よりも白くしたい場合は、ホワイトニングという選択肢があります。

ホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素を含む専用の薬剤を使用し、歯の内部の色素を分解することで、自然な白さを実現する方法です。

本家歯科医院では、「しみない・痛くない・食事制限なし」を大切にしたホワイトニングを提供しています。刺激の少ない薬剤を採用し、施術中も痛みの有無を丁寧に確認しながら進めます。必要に応じて「しみどめ薬剤」も使用するため、敏感な方でも安心して受けていただけます。

また、当院のホワイトニングは、施術後に専用コーティングを行うため、施術直後から飲食が自由です。一般的なホワイトニングでは、施術後にコーヒーや紅茶、カレーなどを控える必要がありますが、当院では日常生活を変えずに白さを維持できます。

本家歯科医院のホワイトニングプラン

患者様のライフスタイルや目的に合わせて、3つのホワイトニングプランをご用意しています。

オフィスホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニングで、即効性が高く、1回で白さを実感しやすいのが特徴です。

プロが全て行うので安心で、イベント前に短期間で白くしたい方に最適です。施術時間も比較的短く、忙しい方にもおすすめです。

ホームホワイトニング

ご自宅でマイペースに行うホワイトニングです。

低濃度のジェルを使用するため、しみにくく、毎日2時間程度、1〜2週間で徐々に白くなります。白さが長持ちしやすいという特徴があり、自分のペースでケアしたい方に適しています。

デュアルホワイトニング

医院でのオフィスホワイトニングと、自宅でのホームホワイトニングを組み合わせた方法です。

最も白さが出やすく、持続力も高いため、短期間で理想の白さを目指せます。結婚式や就職活動、大切なイベント前の方に人気のプランです。

着色汚れを予防するための日常ケア

着色汚れは、除去した後の予防が非常に重要です。

食後のうがいと水分補給

色素性の飲食物を摂取した後は、すぐに水で口をすすぐ習慣をつけましょう。

色素が歯に定着する前に洗い流すことで、着色を予防できます。また、こまめな水分補給は唾液の分泌を促し、口腔内の自浄作用を高めます。

着色しやすい飲食物の摂取方法

コーヒーや紅茶などを完全に避けることは難しいかもしれません。

そのような場合は、ストローを使用して歯への接触を減らす、飲んだ後すぐにうがいをするなどの工夫が効果的です。また、摂取頻度を減らすことも着色予防につながります。

禁煙または減煙

タバコによる着色は非常に頑固で、除去も困難です。

禁煙することが最も効果的な予防法ですが、難しい場合は減煙を心がけ、喫煙後は必ず歯磨きやうがいをするようにしましょう。

定期的な歯科検診とクリーニング

3〜6か月ごとの定期的な歯科検診とクリーニングを受けることで、着色が蓄積する前に除去できます。

プロフェッショナルケアは、セルフケアでは落としきれない汚れも除去でき、口腔内の健康維持にも役立ちます。当院では、患者様一人ひとりの口腔状態に合わせた定期メインテナンスプランをご提案しています。

唾液分泌を促す工夫

唾液の分泌を促すガムを噛む、唾液腺マッサージを行うなどの工夫も効果的です。

唾液の自浄作用を高めることで、着色汚れの付着を予防できます。

着色汚れと虫歯・歯周病の関係

着色汚れは見た目の問題だけではありません。

歯の表面に着色があると、表面がザラザラになり、細菌のかたまりである歯垢が付着しやすくなります。その結果、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まる可能性があります。

また、歯と詰め物の境目が茶色や黒色に変色している場合、着色汚れだけでなく、虫歯が再発している可能性も考えられます。特に、甘いものや冷たいものを口にしたときに歯が痛む場合は、虫歯の疑いが高いため、すぐに歯科医院を受診することをおすすめします。

着色汚れを放置すると、歯石や虫歯のリスクも高まるため、定期的なメインテナンスが重要です。

まとめ:着色汚れは適切なケアで改善できます

歯の着色汚れが取れない理由は、着色の種類や原因によって異なります。

外因性の着色汚れは、飲食物やタバコなどが主な原因であり、適切なセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアで改善できます。内因性の着色は、加齢や歯の内部構造の変化によるものですが、ホワイトニングによって白さを取り戻すことが可能です。

本家歯科医院では、「しみない・痛くない・食事制限なし」を大切にしたホワイトニングを提供し、患者様一人ひとりのライフスタイルや目的に合わせた最適なプランをご提案しています。オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つのプランから、あなたに最適な方法をお選びいただけます。

歯の黄ばみや着色汚れでお悩みの方、結婚式や成人式などの大切なイベントを控えている方、思い切り笑える口元を手に入れたい方は、ぜひ一度当院にご相談ください。経験豊富な歯科医師・衛生士が、あなたの理想の白さを実現するためのサポートをいたします。

白く美しい歯は、笑顔の自信につながり、生活の質を向上させます。適切なケアと予防で、いつまでも健康で美しい歯を保ちましょう。

著者情報

院長 本家 慶洋(ほんけ よしひろ)

https://doctorsfile.jp/h/199473/df/1/

経歴
2012年 朝日大学歯学部歯学科 卒業
2012年 大阪歯科大学保存修復科 研修
2014年 大阪歯科大学歯内治療科 勤務
2015年 医療法人山羽歯科医院 勤務
2015年 医療法人宏仁会小池歯科医院 非常勤勤務
2018年 医療法人山羽歯科医院 副院長就任
2021年 本家歯科医院 開院
資格・所属学会
日本口腔インプラント学会 会員
日本臨床歯周病学会 会員
インビザラインGo認定ドクター
MORITA PRACTICE COURSE
JIADS ペリオコース
GCマイクロスコープセミナー
青嶋徹児先生ダイレクトボンディングセミナー
GPOレギュラーコース
中田光太郎先生ティッシュマネジメントセミナー
経歯槽上顎洞底挙上術セミナー

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