当院の感染予防対策について

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2022/02/26

こんにちは。本家歯科医院院長の本家です。

新型コロナウィルスが猛威を振るう中みなさまいかがお過ごしでしょうか?
歯科治療は出血を伴う処置が多く、新型コロナウィルスが登場する以前から常に院内感染の危険があります。患者様のお口の中に入る器具や医療従事者の手などの滅菌・消毒が不十分だと、安心して歯科治療を受けられないですよね。

そこで今回は当院の感染予防対策について説明したいと思います。

①当院では来院の患者様全てに検温とアルコール消毒をお願いしております。

また体調のすぐれない方は事前に電話して頂くか、当院スタッフまで申し付けください。

当院では来院の患者様全てに検温とアルコール消毒をお願いしております。 当院では来院の患者様全てに検温とアルコール消毒をお願いしております。

②2台の空調システムと空気清浄機の設置

受付と診療室に空調システムを2台設置し院内換気を最大にしております。さらに空気清浄機も受付と診療室に1台ずつ設置しており、できるだけ院内の空気を清潔に循環するよう努めております。

2台の空調システムと空気清浄機の設置 2台の空調システムと空気清浄機の設置 2台の空調システムと空気清浄機の設置 2台の空調システムと空気清浄機の設置

患者様が触れる部分の細かな清拭

患者様が触れる部分(自動ドアのボタンやチェアーなど)をこまめにバイオトロールという薬剤を用いて清拭しております。
バイオトロールとは陽イオン界面活性剤(第4級アンモニウム塩)と疎水性ポリマーに基づいた技術です。この技術は主に懸濁コロイドの殺菌成分の配列と構造化に因わるもので、これをアンフィセルと呼称しています。上記構造化のアンフィセルにより、濡れた場所や清拭後に乾燥しても変わらず除菌効果が発揮され、付着菌はもちろん浮遊・落下菌やウィルスに対しても一度の接触で十分な物理的除菌効果を持つことが報告されています。

患者様が触れる部分の細かな清拭 患者様が触れる部分の細かな清拭

オートクレーブ2台による確かな滅菌システム

滅菌とは・・・漢字の通り、「菌を滅(ほろ)ぼす」こと(無菌性を達成するためのプロセス)です。有害・無害を問わず対象物に存在しているすべての微生物及びウイルスなどを殺滅(さつめつ)または除去することで、日本薬局方では「微生物の生存する確率が100万分の1以下になること」をもって、滅菌と定義しています。消毒や殺菌と違い確実に菌のいない状態にしてくれます。
患者様のお口の中にはいる器具は全て滅菌しており安心して診療を受けて頂きたいと考えております。
当院ではオートクレーブ2台を用いて確実に滅菌できるシステムを構築しております。

オートクレーブ

大体の器具はこちらで滅菌します

オートクレーブ 細部まで減菌できる真空モード

中が空洞のもの(主にタービンなどは)こちらで滅菌します。真空状態にすることで機械の内部の細かい部分まで滅菌できます。

滅菌パック

滅菌パック

④全チェアーに口腔外バキュームの設置

歯を削ったり、歯石を取ったりする際に発生するエアロゾル(微小な液体または個体の粒子)が問題視されておりますが、口腔外バキュームを使用することによりエアロゾルの拡散が顕著に抑えられます。少しうるさいのが難点ですが、患者様やスタッフへの飛沫感染防止に非常に効果が高いのでご協力お願いいたします。

全チェアーに口腔外バキュームの設置 全チェアーに口腔外バキュームの設置

エアロゾルを吸っている画像です

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